畳替えについて
畳はどうなっているの?
畳は、柔らかな畳床、香り高い畳表、そして装飾的な縁で作られている日本の心温まる伝統的な床材です。和室を優雅に彩り、日々の生活に安らぎと潤いをもたらす存在です。
畳床は優しく足元を支え、快適な歩行や座り心地を提供します。
自然のい草で織られた畳表は、穏やかな緑色と癒やしの香りで、部屋に和の趣をもたらします。
縁は畳の周りを飾り、耐久性を高めるとともに、空間の美しさを一層引き立てます。縁はシックな柄からカラフルな柄まで色々な種類がありますので、お部屋の雰囲気に合わせて好きな柄を選ぶことが出来ます。
畳の張り替えの種類とタイミング
畳は天然素材です。経年によりその効果が少しずつ失われてしまいます。畳の効果を維持するためにも、定期的な張り替えをお勧めします。
畳の張り替え方法は、畳の現状や予算、お部屋の使用頻度などによって異なります。
主に次の3種類があります。
裏返し
畳表を裏返します
裏返しは、畳表の未使用の裏面を表にする方法です。
表面の摩耗が比較的少なく、裏面がまだ新しい状態の畳に適しています。
この方法は最も経済的で、短時間で施工できるため、小さな予算でも畳の見た目と使用感を改善できます。
表替え
畳表を新しいものに交換します
表替えは、畳床はそのままで、表面のい草部分だけを新しいものに交換する方法です。
畳床がまだしっかりしており、表面の摩耗や汚れが目立つようになった場合に適しています。
新しい畳表は、部屋に新鮮な香りと美しい見た目をもたらし、快適な使用感を回復させます。
全面張り替え(新調)
畳をまるまる新品に交換します
畳床と畳表を共に新品に交換します。
全面張替えは、畳床が傷んでいる、または長年の使用により畳全体が劣化している場合に最適です。
新しい畳床は、適度な弾力性と耐久性を提供し、快適な歩行感や座り心地をもたらします。
畳の種類
畳には色々な種類があり使用方法も様々ですので、畳のことで気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
畳(縁付き)
日本の伝統的な畳の一種で、畳表にはい草を使用し、畳の周囲に布製の縁(へり)が付いているのが特徴です。この縁は畳の耐久性を高めるとともに、畳の美観を向上させる役割を果たします。現在は、ヘリ無しの畳もあります。
紋縁畳
紋縁は床の間やお寺などに使われています。
紋の模様を合わせるため、紋縁を用いた畳の加工は大変手間がかかります。
紋をひとつずつ合わせるのは職人技です。
琉球畳
沖縄県特有の畳で縁が無く、サイズも本土の畳より小さい特徴があります。
コンパクトでモダンな空間に適しており、畳の表面は通常の畳よりも細かい織り方をしています。
フロア畳(置き畳)
畳の上に敷くタイプの畳で移動が容易なため、フローリングの上にも敷けます。
畳の感触を楽しみたいが、部屋のスタイルを変えたくない場合に適しています。
フローリングの上に畳を敷くことで、イ草がクッションの役割を果たします。お子様がお昼寝したり、安心して遊べるスペースになります
ダイケン健やかおもて
ダイケン健やかおもては、機械すき和紙(木質繊維原料)をこより状により合わせて樹脂コーティングした後、織機で織り上げた新しい素材の畳おもてです。
い草の畳おもてと比べて変色しにくく、カビの発生やダニの増殖がしにくい畳です。
また、デザイン性に優れていて、カラフルな畳があるため、カラーの組み合わせでお部屋の雰囲気が変わります。
半畳・縁無し 2色の組み合わせ
半畳・縁無し 2色の組み合わせ
セキスイ MIGUSA
天然の無機材料をベースとしているため、燃えてもダイオキシンなど有害物質を発生しない、環境にも配慮した畳です。素材の開発に加えて構造もイ草の特徴を生かしています。汚れに強く、ダニ・カビの心配がなく耐久性もあります。
50色以上のカラーバリエーションがあるため、お部屋の雰囲気やインテリアに合わせたコーディネートができます。
ご注文の流れ
ご予約フォームまたはお電話にてご予約ください。
お客様を担当させていただく畳店を決定し、担当の畳店よりお客様にご連絡いたします。
ご自宅に伺い、現状の畳の状況を確認させていただき、お見積書いたします。
ご不明な点やお悩みなどございましたら、ご相談ください。
内容が決まりましたら、作業日程を決めさせていただきます。
決定した日時に畳をお引き取りに伺い、畳を美しく仕上げます。
作業が完了しましたら、お支払いをお願いいたします。